白石加代子「百物語」シリーズ アンコール上演
1992年にはじまり、2014年に最終話を語り終えた「百物語」。
みなさまのご期待に応えて、今回は、特に人気を博したお話をアンコール上演いたします!
演目は、とりわけ人気が高かった『五郎八航空』(第二夜1992年7月10日上演)、全話を通して最も怖いと言われた『燈台鬼』(第九夜1994年8月26日上演)の豪華二本立て!!
以前見逃された方も、再びご覧になる方も、白石加代子の「百物語」の世界を存分にご堪能ください。
■南條範夫「燈台鬼」
遣唐使・小野石根が異国の地で行方不明になる。成人した息子は父を捜すため父が渡った唐の地へ。必死に捜すが見つからない。帰国が迫った宴の席、奇怪な見世物集団が現れる。片手、片足の美女の舞、子供の頃から四角い箱に入れて育てられた真四角の男。そして・・・。早いテンポの名調子でヒタヒタ押しながら佳境へと入って行く。最も白石加代子らしい作品である。
■筒井康隆「五郎八航空」
台風に、子供を背負ったおばさんのオンボロ飛行機に乗り合わせてしまった二人組の恐怖体験。筒井氏のコメント「私は頭の中で白石さんが舞台をやってらっしゃるのは、文字として、文章として一行一行頭の中には浮かぶのですけれど、一行ごとにお客さんが笑うという、このような朗読劇はもう前代未聞といっていいと思います」。そしてこの作品を機に「百物語」は「ギャグ物語」とも云われるようになってしまった。
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「百物語」について
明治から現代の日本の作家の小説を中心に「恐怖」というキーワードで選び、それを白石加代子が朗読するという形で出発した。朗読という枠を超えた立体的な語りと動きで人気を博す。2014年、泉鏡花「天守物語」を持って第99話である最終話を語り終えた。1995年から、実に22年もの歳月を経て完走。
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公演情報
公演日
時間
会場
チケット情報
一般発売
シルバー(60歳以上)4,500円
車椅子席2,500円
※シルバー(60歳以上)はチケットMove、チケットムーヴ.netでの予約及び相模女子大学グリーンホール、
杜のホールはしもと、相模原市民会館の各チケットカウンターのみの取扱いです。
※車椅子席は、チケットMoveまでお問合せください。なお、車椅子席の対象は、
車椅子でご来場のお客様となります(介助者は1名まで)。
その他
お問い合わせ
相模女子大学グリーンホール
042-749-2200