相模女子大学グリーンホール

アクセス メニュー

タヒノトシーケンス vol.2

巨大ないきもの、囁きながら眠る(1/22_18:30)

タヒノトシーケンス

架空の地方都市「田丁町(たひのとちょう)」を舞台にした短編演劇プロジェクト。
TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)の手法を生かし、仲井陽を中心に、数年に渡って創出された膨大な町の設計や情報のアーカイブを作品背景に持つ。
町中の道はあまねく迷路のように曲がりくねり、鳥居に十字架がくっついた〝クライスト神社”や、とりあえずなんでも診察する〝重篤病院”、5割の確率で飛行機が行方不明になる〝金田飛行場”、昼に突然太陽が消えてしまう〝黒昼”など、シニカルで奇妙な世界観が特徴。ちょっと不思議で可笑しく、時にほの悲しい日常を描写する。ミニマルな舞台装置に、プロジェクターでアニメーションなどを投影することによって、町の風景を立ち上げる。
2015年夏に初の公演を行い、大好評を博した。


仲井陽(なかい・みなみ)/脚本・演出

1979年、石川県出身。早稲田大学在学中に、創作活動を行う「ケシュ ハモニウム」を旗揚げ。劇作家・映画監督として活動し、PFF アワード入選や夕張学生映画祭準グランプリ、JCF 学生映画祭グランプリ、早稲田学生文化賞など受賞。
現在は、映像ユニット「ケシュ#203」の映像作家としてNHK Eテレ『100分de名著』『グレーテルのかまど』などのアニメーションを担当する。また、脚本家としてラジオやTVドラマのシナリオを手掛け、短編小説などの執筆を行う。
「日常における異質」や「異世界における日常」を題材とした作品が多く、そのシチュエーションの中から普遍的な人間の感情を浮かび上がらせる作風と得意とする。2015年より、奇妙で不可思議な町「田丁町(たひのとちょう)」を構築する演劇プロジェクト「タヒノトシーケンス」を開始。


ケシュ#203(けしゅるーむにーまるさん)/美術・プロジェクション

早稲田大学卒業後、2005年に結成。仲井陽と仲井希代子によるアートユニット。
NHK Eテレ『グレーテルのかまど』、『100分de名著』などのアニメーションを担当。
仲井希代子が描いたグラフィックを仲井陽がアニメートさせるスタイルで制作し、ともに演出、画コンテを手がける。手描きと切り絵を合わせたようなタッチで、アクションから叙情まで物語性の高い演出を得意とする。
舞台作品である「タヒノトシーケンス」では脚本・演出を仲井陽が、美術・アートワーク・ビジュアルプロデュースを仲井希代子が手掛け、プロジェクションマッピングを舞台装置として取り込むことで、架空の町の景色を創出する。

◆主なTV作品

NHK Eテレ「100分de名著」アニメーション
NHK Eテレ「グレーテルのかまど」番組OP、ED
NHK BS プレミアムヒストリー「飛鳥の大宇宙」アニメーション
NHK BS プレミアム「ザ・プレミアム よみがえる江戸城」内アニメ『SHOGUN24』脚本・演出・アニメーション
NHK BS「BS 歴史館」 アニメーション
NHK BS「極上美の饗宴」 アニメーション
NHK BS「太宰治短編小説集」 アニメーション

◆デザイン

専修大学2012,13 文学部パンフレット 表紙デザイン
株式会社ソリッドジャム 企業ロゴ、名刺、企業案内

▼公式サイト

公演情報

公演日

  • 2017年1月22日 (日)

時間

18:30開演  18:00開場

会場

多目的ホール

内容

こ れ は ど こ か の 町 の 日 常 。 記 憶 の 町 。

≪現実離れした出来事が巻き起こる奇妙な地方都市「田丁町(たひのとちょう)」。その町に暮らす人々の、ちょっと不思議でおかしく、時にほの悲しいエピソードの数々を短編演劇連作群(オムニバス)でお見せします。≫

●「ツアーズ/踊り問答」
 田丁町に古くから伝わる「踊り問答」は、二人の人間が踊りながら催眠術を掛け合うという、全国でも類を見ない珍しい風習。踊り負けると相手の催眠術に掛かってしまうため、その滑稽な伝統行事はのんびりとした町での数少ない娯楽となっている。ただ、決して明かされてはならない秘密がうっかり暴かれてしまうことも……!

●「ダスト・イン・トランスレーション(火曜日)」
 新婚の妻は事故の後遺症で自分の話す言葉が通じなくなってしまったと思い込み、会話が成り立たなくなってしまう。夫は妻と話すために専門の「日本語を日本語に訳す」通訳を雇うのだが、訳されるたびに微妙に変わるニュアンスによって、やはり真意は伝わらない。また、仕事とはいえ新婚家庭に居座る通訳の男にも不信感を抱く。通訳を挟まないと言葉が通じなくなってしまった若い夫婦のとある火曜日の出来事。

●「鳥らしきもの」
 一代で財を成し、そして没落した父が遺したのは「モアモドキ」という体長2mほどのダチョウに似た動物。脛毛だらけの野太い足で天井からぶら下がり、フランス語のようなボソボソとした鳴き声、一晩中人の目をじっと見つめるなど、数々の謎めいた不気味な特性を持つのだが(くちばしでドアをノックすることもある)、父が最期まで可愛がっていたペットだけに無下に扱うことも出来ない。亡き父に対して複雑な思いを抱く姉弟は、その動物の処遇を巡って紛糾する。

他。
※演目は変更される場合もございます。ご了承ください。

チケット情報

一般発売 10月15日発売

全席自由:1,800円 <当日:2,300円>
学生(25歳以下):1,500円 <当日:同額>

チケット購入

その他

6才以上からご購入いただけます。

お問い合わせ

相模女子大学グリーンホール
042-749-2200

閉じる

トップページ