令和5年度(公社)全国公立文化施設協会主催 西コース
松竹大歌舞伎
5年ぶりに松竹大歌舞伎の開催が決定いたしました。
2023年は上方歌舞伎の代表的な名跡である、中村鴈治郎家のお家芸「玩辞楼十二曲」の一つに
数えられる名作「土屋主税(つちやちから)」。忠臣蔵外伝物の人気演目です。
今年も、気軽に歌舞伎がお楽しみ頂ける初見席をご用意いたしました。
歌舞伎は敷居が高いかも?とお悩みの方も、歌舞伎通の方も、皆さまぜひご来場ください。
↓ 歌舞伎が初めてのあなたも、そうでないあなたも!これだけ見れば早わかり♪
~歌舞伎鑑賞の手引き「歌舞伎への誘い」~
制作・著作 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力 松竹株式会社 ほか
公演情報
公演日
時間
14:00開演
13:15開場
会場
大ホール座席表はこちら
内容
【出演】
中村鴈治郎(なかむらがんじろう)
上村吉弥(かみむらきちや)
中村亀鶴(なかむらきかく)
嵐橘三郎(あらしきつさぶろう)
中村寿治郎(なかむらじゅうじろう)
上村吉太朗(かみむらきちたろう)
■中村寿治郎 休演のお知らせ(9/12追記)■
『土屋主税』の西川頼母役で出演を予定しておりました、中村寿治郎ですが、
体調不良のため休演し、一部演出を変更して上演いたします。
お客様におかれましては、急な変更で大変恐れ入りますが、何卒ご理解・ご了承の上、ご来場くださいますようお願い申し上げます。
【演目】
一、 渡辺霞亭(わたなべかてい) 作
玩辞楼十二曲の内(がんじろうじゅうにきょくのうち)
土屋主税(つちやちから)
二、 汐汲(しおくみ)
【あらすじとみどころ】
■土屋主税(つちや ちから)
赤穂浪士の一人である大高源吾が、西国の大名家へ仕官することが決まったと俳諧師の其角の家に別れの挨拶にやって来ます。
其角は餞別として「年の瀬や水の流れも人の身も」という句を贈り、源吾はそれに「あした待たるるその宝船」と附け句をしてその場を立ち去ります。
其角は、源吾が附けた下句は仕官を喜んだ句であると考え、亡君への恩を忘れたのかと源吾の変節に立腹しますが、この一件を聞いた土屋主税は、討ち入りを暗示した句であると読み解きます。
やがて隣家の吉良邸内から刃を交える音が聞こえてくると、主税は喜び、要所に高張提灯を灯させて、陰ながら浪士たちを援助するのでした。
明治四十(一九〇七)年十月に大阪の角座で初演された、渡辺霞亭作の忠臣蔵の外伝物。俳諧を巧みに織り交ぜながら、討ち入りを待ち望む主税の心情を描いた、上方歌舞伎の代表的な名跡である中村鴈治郎家のお家芸「玩辞楼十二曲」の一つに数えられる名作です。
■汐汲(しお くみ)
時は平安時代。帝の逆鱗に触れ、須磨に流された在原行平は、松風と村雨という姉妹の蜑女(あま)を寵愛し、帝に罪を赦され都へ戻る際に自らの烏帽子と狩衣を形見として与えました。
その浜辺にやって来た蜑女の苅藻(みるめ)は、汐汲桶に映る月影に、会うことの叶わない恋人への思いを馳せて舞を舞い始めます。
そこへ、苅藻に思いを寄せる漁師の此兵衛が現れますが、苅藻は此兵衛をあしらいながら去っていくのでした。
女方の舞踊の中でも屈指の人気曲のひとつであるこの作品は、在原行平が土地の蜑女と歌を交わしたという説話を基に、「古今和歌集」の行平が詠んだ短歌などが影響を及ぼして生まれた謡曲の「松風」が題材になっています。
松風は幽玄能の中でも屈指の名作で、歌舞伎や浄瑠璃に大きな影響を与え、それらの作品の素材ともなりました。
今回の『汐汲』もそのひとつで、苅藻の悲しくもまた初心な恋心や、此兵衛との駆け引きを舞踊仕立てで描き出しています。
古風な情緒溢れる歌舞伎舞踊をじっくりとお楽しみください。
中村鴈治郎(なかむらがんじろう)
上村吉弥(かみむらきちや)
中村亀鶴(なかむらきかく)
嵐橘三郎(あらしきつさぶろう)
中村寿治郎(なかむらじゅうじろう)
上村吉太朗(かみむらきちたろう)
■中村寿治郎 休演のお知らせ(9/12追記)■
『土屋主税』の西川頼母役で出演を予定しておりました、中村寿治郎ですが、
体調不良のため休演し、一部演出を変更して上演いたします。
お客様におかれましては、急な変更で大変恐れ入りますが、何卒ご理解・ご了承の上、ご来場くださいますようお願い申し上げます。
【演目】
一、 渡辺霞亭(わたなべかてい) 作
玩辞楼十二曲の内(がんじろうじゅうにきょくのうち)
土屋主税(つちやちから)
二、 汐汲(しおくみ)
【あらすじとみどころ】
■土屋主税(つちや ちから)
赤穂浪士の一人である大高源吾が、西国の大名家へ仕官することが決まったと俳諧師の其角の家に別れの挨拶にやって来ます。
其角は餞別として「年の瀬や水の流れも人の身も」という句を贈り、源吾はそれに「あした待たるるその宝船」と附け句をしてその場を立ち去ります。
其角は、源吾が附けた下句は仕官を喜んだ句であると考え、亡君への恩を忘れたのかと源吾の変節に立腹しますが、この一件を聞いた土屋主税は、討ち入りを暗示した句であると読み解きます。
やがて隣家の吉良邸内から刃を交える音が聞こえてくると、主税は喜び、要所に高張提灯を灯させて、陰ながら浪士たちを援助するのでした。
明治四十(一九〇七)年十月に大阪の角座で初演された、渡辺霞亭作の忠臣蔵の外伝物。俳諧を巧みに織り交ぜながら、討ち入りを待ち望む主税の心情を描いた、上方歌舞伎の代表的な名跡である中村鴈治郎家のお家芸「玩辞楼十二曲」の一つに数えられる名作です。
■汐汲(しお くみ)
時は平安時代。帝の逆鱗に触れ、須磨に流された在原行平は、松風と村雨という姉妹の蜑女(あま)を寵愛し、帝に罪を赦され都へ戻る際に自らの烏帽子と狩衣を形見として与えました。
その浜辺にやって来た蜑女の苅藻(みるめ)は、汐汲桶に映る月影に、会うことの叶わない恋人への思いを馳せて舞を舞い始めます。
そこへ、苅藻に思いを寄せる漁師の此兵衛が現れますが、苅藻は此兵衛をあしらいながら去っていくのでした。
女方の舞踊の中でも屈指の人気曲のひとつであるこの作品は、在原行平が土地の蜑女と歌を交わしたという説話を基に、「古今和歌集」の行平が詠んだ短歌などが影響を及ぼして生まれた謡曲の「松風」が題材になっています。
松風は幽玄能の中でも屈指の名作で、歌舞伎や浄瑠璃に大きな影響を与え、それらの作品の素材ともなりました。
今回の『汐汲』もそのひとつで、苅藻の悲しくもまた初心な恋心や、此兵衛との駆け引きを舞踊仕立てで描き出しています。
古風な情緒溢れる歌舞伎舞踊をじっくりとお楽しみください。
チケット情報
一般発売 5月20日(土)
S席 5,800円
A席 4,500円
B席 2,700円
車椅子席 2,700円
初見席 1,000円(枚数限定)
※初見席は2階席の一部舞台が見えづらいお席となります。
チケットMove(窓口・電話)のみ取扱い。
※車椅子席は相模女子大学グリーンホール、杜のホールはしもと、
相模原市民会館のチケットカウンターのみ取扱い。
A席 4,500円
B席 2,700円
車椅子席 2,700円
初見席 1,000円(枚数限定)
※初見席は2階席の一部舞台が見えづらいお席となります。
チケットMove(窓口・電話)のみ取扱い。
※車椅子席は相模女子大学グリーンホール、杜のホールはしもと、
相模原市民会館のチケットカウンターのみ取扱い。
チケット購入
その他
小学生以上からご購入いただけます。
お問い合わせ
相模女子大学グリーンホール
042-749-2200