相模女子大学グリーンホール

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2025.08.29

【沖仁×大萩康司×小沼ようすけ “TRES”/特別インタビュー】沖仁(フラメンコ・ギター)

沖仁×大萩康司×小沼ようすけ、ジャンルを代表する3名で結成された唯一無二のギタートリオ「TRES(トレス)」が遂に相模原に上陸!出演者の沖仁さんに相模女子大学グリーンホール・大ホールにて特別インタビューを行いました。
その様子をお届けします!

 

沖仁(フラメンコ・ギター)

 

―グリーンホールは今年開館から35周年を迎えました!今回の公演は記念公演となります。そんなグリーンホールの印象を教えてください。
紫色を基調とした美しいホールだなという印象です。相模原市の花「紫陽花」のカラーと聞いて、温かい気持ちになりました。35周年記念、おめでとうございます!

 

―前回は、多目的ホールにて演奏していただきました。(2022年6月18日「JOSEI TRIO with special guest 沖仁」)
そうですね。今回は大きいホールですので、沢山のお客様に喜んでいただけるように、頑張りたいです。
TRESとしては初めてこのような大ホールで演奏するので、とても楽しみです。

 

―沖仁さんが感じるフラメンコの魅力とは?
そうですね、“わしずかみされるような感覚”があるからでしょうかね。感情より深いものが揺さぶられるというか。フラメンコは譜面もなく、ダイレクトでOK。そういうジャンルです。ピックもなく、指で弾くので体の一部、肉体で弾く感覚です。自分の音が会場のお客様と同調する、共振する。リンクしているから続けられているのではないかと思います。

 

―次に「TRES(トレス)」について…
何故、ジャンルの違う3人で結成しようと思ったのか、きっかけは?
ヤマハホールでの公演のお話をいただいた際に、共演のお相手としてお二人を誘ったのがきっかけでしたね。ジャンルが違うギターリスト3人で組んでみたら楽しそうだなと。
定期的に活動をする予定はなかったのですが、そのまま3年公演が続きトリオとしての活動を広げていきました。「TRES」は初め、公演のタイトルでしたがそれが「バンド名」となりました。

 

―ジャンルが違うことによる難しさ、面白さは?
まず、ギターのつくりがそれぞれ違うのです。ボディーの厚みなどですね。「どういう音を出したいのか」、が各ジャンルで違うので当然のことです。役割としては、フラメンコ・ギターは伴奏楽器で、リズムを得意とし、踊らせるのが目的ですね。クラシック・ギターはオーケストラを一人で表現するので、その分、音色も多彩になります。そういう意味では奏法も違います。ジャズ・ギターの小沼さんですが、最近、エレキ・ギターに替えました。色を変えたい、ということのようです。
難しさ、は特に感じません。結成して5年になりますが、それぞれの個性を充分に表現した先で調和する音楽がTRESの音になっています。

 

―練習時にメンバーと解釈の相違などはありますか?
共演のお相手によっては、豊かな調和が表現できないこともありますが、「TRES」のお二人とは解釈や演奏などでぶつかったことがないです。それがとても特別なことに感じます。相手の音を聴いて敏感に反応することが自然なので、波長が合うというか。ですから、練習と本番で裏切られたことがないのです。皆、相手へのリスペクトがあるからでしょうかね。人間関係がとても良いのが音楽に現れるのだと思います。

 

―選曲は沖仁さんが?今回のプログラムの構成は?
選曲は3人で話し合って決めます。ソロ・トリオ・デュオを混ぜながら、メンバーと練る予定です。それぞれ得意・不得意とありますが、3人の味を均等に出してゆきたい。特に、今回は初のレパートリーを入れる予定ですので、お楽しみに!

 

―他のコンサートで3人の仲の良さがトークから感じ取れるが、合宿をしてるとか?
はい、先日も八ヶ岳へ2日間合宿してきましたが、同行したスタッフからは、なんだか兄弟のようだ、と言われました。コーヒー好き、猫好きな点も共通しています。

 

―今回の展望について
TRESのような他ジャンルのギタートリオは世界的にも珍しいというか、私が知る限りないと思います。ですので、今後は活動の場を海外にも広げて魅力を伝えてゆきたいです。

 

―最後にお客様へのメッセージを
ギター好きは迷わず来ていただきたいです!また、今回のプログラムはマニアックになり過ぎないようにしますので、気軽に楽しんでいただけると思います。いらっしゃった方には絶対後悔させませんので、是非、お越しください!

 

 

グリーンホール相模大野開館35周年記念
沖仁×大萩康司×小沼ようすけ “TRES” ~唯一無二のスーパーギタートリオ~


2025年10月13日(月・祝) 14:00開演
相模女子大学グリーンホール・大ホール

 

全席指定4,500円
ウェルカムチケット(おやこ券:大人1枚・子ども1枚)4,500円
車椅子席2,250円

 

【出演者】
沖仁(フラメンコ・ギター)
大萩康司(クラシック・ギター)
小沼ようすけ(ジャズ・ギター)

 

【曲目】
地中海の舞踏〜広い河〜(アル・ディ・メオラ/ パコ・デ・ルシア) ほか

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