〔特別コメント〕木嶋真優（ヴァイオリン）
「日本フィルハーモニー交響楽団 第21回相模原定期」によせて

ブルッフの協奏曲は、私が9歳でオーケストラ・デビューして以来、数多く弾き重ねてきた曲です。哀愁を帯びたメロディの美しさに加え、力強くエネルギッシュなこの名曲を、日本フィルの皆様と音楽を通しての会話のキャッチボールを楽しみたいと思います。

小林研一郎先生と日本フィルの皆様とは私が10代の頃にヨーロッパツアーで共演させて頂いたとても思い出深いマエストロとオーケストラの皆様です。その頃から何度も共演させて頂いていますがマエストロには毎回、今の音楽家としての自分を見透かされている気がして、身が引き締まる思いです。小さい頃から音楽に向かわれる姿をずっと拝見していて、音楽家として心から尊敬しています。

また、日本フィルの皆様と共に温かい音楽作りの中で再びこの曲を演奏できること、そして弾き重ねてきたこの曲で沢山の新発見ができることに、ワクワクしています。相模原で演奏するのは久しぶりです！会場で皆様とお会いできることを楽しみにしています。

日本フィルハーモニー交響楽団 第21回相模原定期

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2023年9月17日（日）14:00開演
相模女子大学グリーンホール・大ホール

 
指揮／小林研一郎 [日本フィル 桂冠名誉指揮者]
ヴァイオリン／木嶋真優 ＊
 
【曲目】
ベートーヴェン：劇音楽≪エグモント≫序曲 op.84
ブルッフ：ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 op.26＊
ベートーヴェン：交響曲第7番 イ長調 op.92

写真 ©︎KINYA OTA