これまで多くのお客様をお迎えし、開演前にこれから始まる公演を誘う音色としてチャイム音が奏でられてきました。
この度、開館25周年を記念して、英国を拠点に世界中のオーケストラや歌劇場から委嘱を受けて旺盛な作曲活動を展開する日本人作曲家・藤倉大さんに新曲を委嘱いたしました。
藤倉さんとのオンライン打合せでは、ホールのロビーや客席、舞台、そしてホールからの眺めなどもご覧いただき、そのうえで、橋本の地からインスピレーションを得た“小品”を書いていただきました。
新しい開演チャイムは、7/11(土)シリーズ杜の響きvol.55「バッハ・コレギウム・ジャパン」にてお披露目いたします。杜のホールはしもとでお客様の思い出の時間を刻む新たな音楽が響く一瞬に、どうぞご注目ください!

作曲|藤倉 大 Dai Fujikura
杜のホールはしもと開館25周年、心よりお祝い申し上げます。
このたび、コンサートの扉を開く「開始音」を委嘱いただき制作しました。制作にあたり、ホールの方と周囲の風景や土地の感触をじっくり話し、山々に抱かれた環境、そして神奈川県の水瓶というキーワードからインスピレーションを得ました。
最初の音は、鮮やかな水が天井から降り注ぐ気配。滴が光をまとい、やがて大きな一本のラインとなって旋律へ変わり、客席をやさしく包み込みます。静けさから音楽へ移る一瞬を、このホールならではの響きで感じていただけたら嬉しいです。
次の25年へ向かう一音となりますように。
〈お披露目公演〉
杜のホールはしもと開館25周年記念
シリーズ杜の響きvol.55 バッハ・コレギウム・ジャパン
2026年7月11日(土)14:00