杜のホールはしもと開館20周年記念
シリーズ杜の響き特別公演 小山実稚恵ピアノ・リサイタル
再会の時
開館20周年記念事業の最後を飾るのは、スタインウェイ・ピアノの選定者であり、2001年9月30日のオープニングコンサートに出演した小山実稚恵。
この日、小山実稚恵によって演奏された作品は、ショパン《ピアノ協奏曲第1番》。この時、一体どのような音色で奏でられ、人々の心に刻まれたのでしょうか。
それから20年。
さまざまな方によって奏で続けられてきたこのピアノは、それぞれの場面を彩り、思い出となり、現在もなお感動を共にしている杜のホールはしもとの財産です。
そして今、小山とピアノが再会し、ふたたび華々しく鳴り響く時が訪れました。
プログラムは、大勢の人々が行き交う「ホール」という場所を表すかのように、さまざまなキャラクターが登場する様子をカーニバルに見立てたシューマン《謝肉祭》や、先達の伝統を継承しながらも、晩年まで自身のスタイルを模索し続けたベートーヴェン《第31番》など。病に侵されながらも最晩年に書いたこのソナタでは、有名な“嘆きの歌”の旋律が現れるたびに苦悩や希望に形を変える様から、ひとりの人間として生きたベートーヴェンの姿と現代の私たちが重なります。
小山実稚恵とピアノ。
再会を果たした両者は、この時どのような対話をするのでしょうか。
【プロフィール】
人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー、ショパンの二大国際コンクールに入賞以来、常に第一線で活躍し続けている。2017 年までの「12 年間・24 回リサイタルシリーズ」は、演奏内容と企画性に於いて高い評価を受けた。2019 年から「ベートーヴェン、そして…」を全国6都市で開催中。
これまでに、チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ、ベルリン響、ロイヤル・フィル、BBC響、ロッテルダム・フィル、ワルシャワ・フィル、モントリオール響、ボルティモア響など国内外のオーケストラ、国際的指揮者との共演も数多い。
東日本大震災以降、被災地でも演奏を行い、仙台では被災地活動の一環として自ら企画立案した「こどもの夢ひろば“ボレロ”」を開催している。
CDは、ソニーから昨年リリースされた初のベートーヴェンのソナタ録音『ハンマークラヴィーア・ソナタ他』に続き、32枚目となるベートーヴェン・アルバム第2弾『ピアノ・ソナタ第30、31、32番』を2021年にリリース。著書に『点と魂と』、平野昭氏との共著『ベートーヴェンとピアノ』がある。
文化庁芸術祭大賞、東燃ゼネラル音楽賞本賞、文化庁芸術祭優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞等受賞多数。 2017 年度には紫綬褒章を受章。
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公演日 |
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時 間 | 14:00開演 13:30開場 | |
会 場 | ||
内 容 |
【プログラム】 シューマン:アラベスク ハ長調 作品18 シューマン:謝肉祭 作品9 シューベルト:即興曲 D935 作品142 より 第2番、第3番 シューベルト:即興曲 D899 作品90 より 第3番 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110 ※曲目等は、都合により変更になる場合がございます。 |
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チケット情報 |
11月27日(土) |
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11月28日(日) |
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全席指定4,500円 学生2,500円 ※学生(25歳以下)は、チケットMoveのみ取扱い。 ※チケットMove先行発売は、電話予約及びチケットムーヴ.netのみ取扱い。 ※お一人様4枚まで。 |
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お問い合わせ | 杜のホールはしもと 042-775-3811 |