「名曲」とはナニか?
2015年07月06日
「名曲」ってことば、よく使いませんか?
でも、「名曲」の定義について考えると、とても曖昧です。
ちなみに、辞書で調べてみたら「有名な楽曲。すぐれた楽曲。」(『広辞苑』より)
というふうに書いてありました。
それでも、とても曖昧です。
なぜかというと、「有名」「すぐれた」楽曲について、基準が示されていないから。
「有名」も「すぐれた」も、個人の主観であるように思います。
そしてまた、時代によって、評価も変わります。
例えば、《四季》で有名なヴィヴァルディ。
今では誰でも知っている作曲家ですが、彼が再評価されたのは、20世紀に入ってから。
そのきっかけとなったのは、イ・ムジチ合奏団による1回目の《四季》録音(1959年)と言われています。
ということは、昭和20年代頃には「ヴィヴァルディ?誰?」なんてことを言われてしまっていたのかもしれません。
この例からもわかるように、クラシック音楽は、すでに固まった領域のように捉われがちですが、常に研究され、現在でも新たな発見が繰り返されています。
では、相模原定期にとって「名曲」とはナニか?
それは、「すぐれた」という意味合いが強いかもしれません。
もしかすると、あまり耳慣れない作曲家や作品かもしれないけれど、「本当に素晴らしい音楽だから聴いていただきたい!」と私たちが考える曲。
それが、相模原定期にとっての「名曲」。
いろんな曲にトライ!