相模女子大学グリーンホール

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お知らせ

2016.02.03

【相模原ジュニア・オケ⑦】本番迫る!

年が明けて、1月からは、指揮者の清水先生やエキストラの皆さんも参加して下さり、本番さながらの練習が始まっています。管楽器が加わったことは、相模原ジュニア・オケにとっては特に大きな変化です。
それは、弦楽器だけでは聞こえてこなかった旋律が増えたり、管楽器と呼応しながら音楽が進んで場面などもありますので、ジュニアオケのメンバーも、オーケストラはソロ演奏とは違うことをより一層に理解できたのではないかと思います。

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これまでは練習風景をご紹介してきましたが、今回から少しずつプログラムの聴きどころもご紹介していきます。

まず、1曲目は、ロシアの作曲家チャイコフスキーの組曲《くるみ割り人形》です。
《くるみ割り人形》といえば、E.T.A.ホフマンの童話に基づいた有名なバレエですね。
クリスマス・イヴのお話ですので、12月によく上演され、ご覧になったことがある方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

「組曲」というのは、時代ごとに用いられる定義が異なるのですが、チャイコフスキーが活躍した頃は、小品集といった意味対で使われていました。
今回の組曲も、バレエ《くるみ割り人形》から、お菓子の精たちによる名場面をチャイコフスキー自身が選りすぐった作品です。ですので、組曲をお聴き頂くだけでも、バレエの世界に触れて頂けること間違いなしです!
また、ジュニアオケでも、「ここの弓使いは、バレリーナの足がコトコト動く様子を想像しながら」といったように、バレエ音楽ということを意識しながら練習しています。

2曲目は、イタリアの作曲家レスピーギの《リュートのための古いアリアと舞曲 第3組曲》です。
レスピーギは、イタリアの古い音楽を研究、編曲した作曲家でもありますが、この作品も16~17世紀に書かれたリュート作品を編曲したものです。リュートとは、日本の琵琶によく似た外見をしており、ヨーロッパにおいて中世から18世紀にかけて演奏された洋梨型の銅を持つ弦楽器です。
弦楽合奏ですのでフル・オケのような迫力はありませんが、静のなかの動とでも言うべきか、目まぐるしく揺れ動くテンポとともに激しい情熱を秘めた作品で、アンサンブルの醍醐味をお聴き頂けると思います。

本番に向けて、ひたすら走るのみ!
がんばります!!

◆練習の様子を公開中◆

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