日本フィルハーモニー交響楽団

第13回相模原定期演奏会

※演奏会の聴きどころや曲目を解説する
プレトーク(13:30~13:45)があります。

第13回 2019年6月23日(日) 14:00開演(13:15開場)

指揮:小林研一郎 [日本フィル 桂冠名誉指揮者]
ヴァイオリン:徳永二男

[曲目]
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 作品88 B.163
※出演者・曲目等は変更になる場合があります。

円熟の極み、二人の巨匠の競演が実現!

第13回は、“炎のコバケン”こと桂冠名誉指揮者小林研一郎が約3年ぶりに相模原へ登場!今回のプログラムは、チャイコフスキー(1840-93)とドヴォルザーク(1841-1904)。時を同じくしてロシアとチェコにおいて活躍し、深い友情で結ばれ、ともに自国の音楽を大きく発展させた2人の大作曲家を取り上げます。
ソリストは、元NHK交響楽団ソロ・コンサートマスターを務め、長年にわたり楽団の顔として貢献し、教育者としても三浦文彰はじめ多数の有能なヴァイオリニストを輩出している徳永二男。チャイコフスキーの代表作にして難曲の《ヴァイオリン協奏曲》を、今なお高みを究めようとする徳永が披露します。後半は、チェコの名門オーケストラ、チェコ・フィルの常任客演指揮者も務めた小林研一郎が、作曲者が祖国で書いた最後の交響曲《第8番》を演奏します。コバケンによるドヴォルザークは、満場のお客様を沸かせた第1回演奏会の《新世界より》以来ですので、ますます期待が高まります。
同年代の小林研一郎と徳永二男も、まるで今回の作曲家たちのよう。日本の楽壇を牽引し、今なお輝き続ける二人の巨匠による競演を、ぜひお聴き逃しなく。

Ken-ichiro Kobayashi
東京藝術大学作曲科および指揮科卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。
ハンガリー国立交響楽団音楽総監督、日本フィル音楽監督、アーネム・フィル常任指揮者をはじめ、国内外のオーケストラのポジションなどを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、 星付中十字勲章、2010年にはハンガリー文化大使の称号が授与されている。2011年文化庁長官表彰を受ける。2013年秋の叙勲で旭日中綬章が授与された。
現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルおよび名古屋フィルの桂冠指揮者、読売日響の特別客演指揮者、九州交響楽団の名誉客演指揮者、東京文化会館音楽監督、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院名誉教授などを務める。
国内外のオーケストラへの客演も数多く、日本を代表する指揮者の一人である。
Tsugio Tokunaga
人気、実力ともに日本を代表する演奏家。日本楽壇史上最年少のコンサートマスターとして東京交響楽団に入団。文化庁在外派遣研修生としてベルリンへ留学。1976年、NHK交響楽団のコンサートマスターに就任。長くソロ・コンサートマスターを務めた。 N響在籍中よりヨーロッパ、アメリカ各地から招かれ、ソロや室内楽コンサートにたびたび出演。
94年にNHK交響楽団を退団し、ソロ、室内楽に専念。国内主要オーケストラのみならずモントリオール響、イギリス室内管、ウィーン室内管などとも共演。92年より鎌倉芸術館ゾリステンを主宰。96年から宮崎国際音楽祭の総合プロデューサーを経て2011年からは音楽監督を務める。16年度文化庁長官表彰を受ける。
CDは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲集など多数リリース。最新盤は、「Tango」。 桐朋学園大学特任教授。