日本フィルハーモニー交響楽団

第8回相模原定期演奏会

※演奏会の聴きどころや曲目を解説するプレトーク(14:00~14:15)があります。

第8回 2016年 10月 9日(日) 14:30開演(13:45開場)

指揮/小林研一郎[日本フィル桂冠名誉指揮者]
ヴァイオリン/三浦文彰
<オール・ベートーヴェン・プログラム>
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
交響曲 第6番 へ長調 作品68《田園》
※出演者・曲目等は変更になる場合があります。

相模女子大学グリーンホール・大ホール(相模原市文化会館)

炎のコバケンが贈る “オール・ベートーヴェン・プログラム”

ドヴォルザーク《交響曲第9番「新世界より」》( 第1回 )、チャイコフスキー《交響曲第6番「悲愴」》(第4回)、マーラー《交響曲第5番》(第5回)を採り上げ、名曲が放つ音楽の力とは何かを私たちに知 らしめてきた小林研一郎。
第8回は、交響曲の金字塔、ベートーヴェンをいよいよ採り上げます。
生涯を通じ、自然や人類愛、神への感謝を音楽で綴ったベートーヴェン。《田園》と自らが付した第 6 番では、交響曲作品としては異例の 5 楽章形式を採用するなど、ベートーヴェンの創造のエッセンスが凝縮されているほか、自然が自身に与える喜びを高らかに謳い上げています。
前半には、世界三大ヴァイオリン協奏曲にも数えられ、ベートーヴェン唯一《ヴァイオリン協奏曲》 が置かれますが、最も将来を嘱望される若手ヴァイオリニスト三浦文彰が、どのようにベートーヴェンと対峙するのかに期待が高まります。
満を持しての小林研一郎による “オール・ベートーヴェン・プログラム”。存分にお楽しみ下さい。

Ken-ichiro Kobayashi
ハンガリー国立交響楽団音楽総監督、日本フィル音楽監督、アーネム・フィル常任指揮者をはじめ、国内外のオーケストラのポジションを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、星付中十字勲章、2010年にはハンガリー文化 大使の称号が授与されている。11年文化庁長官表彰を受ける。現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルおよび名古屋フィルの桂冠指揮者、読響の特別客演指揮者、九州交響楽団の首席客演指揮者、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院名誉教授などを務める。12年7月より東京文化会館音楽監督に就任。13年秋の叙勲で、これまでの功績により旭日中綬章が授与された。
Fumiaki Miura
世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に大きな話題となった。すでにハンブルク北ドイツ放送響、プラハ・フィル、シュトゥットガルト放送響などとも共演。2013年には、ペンデレツキ80歳記念演奏会に出演。14年のルーブルでのリサイタルでパリ・デビュー。15年9月には、メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をおさめた最新CDをエイベックスからリリース。09年度第20回出光音楽賞受賞。
使用しているヴァイオリンはNPO法人イエロー・エンジェルより貸与された1748年製J.B.Guadagnini、ヴィオラは日本ヴァイオリンより貸与された1780年製ストリオーニスクール Ex-Rachlinである。